魂からの感謝とは

沢山の命をいただいて生きている

私たちは、

 生きていることが当たり前。
病気にならないことが当たり前。
食べられることが当たり前だと思ってしまいがちです。

でも――
その「当たり前」を疑った瞬間から、
太らない生き方が始まるのです。


たとえば、マグロの刺身3切れを食べるとき。
その背後にどれだけの命の連鎖があるか、考えたことはありますか?

  • マグロが生きるためには、イワシ1,000匹の命が必要です。
  • イワシが生きるには、アミエビ5億匹。
  • アミエビは、動物性プランクトン50兆匹を必要とし――
  • その動物性プランクトンは、植物性プランクトン5,000兆匹を食べて育ちます。

マグロの刺身3切れのために、
数えきれない命が費やされているのです。

そして、そのマグロを海で獲る人がいて、
運ぶ人がいて、さばく人がいて、
ようやく私たちの目の前に届けられています。


あなたは、食べる前に「ありがとう」と言っていますか?
一口ひとくちを、味わっていますか?

食との出会いは、一期一会です。
同じ食べ物に、同じ形で出会えることは二度とありません。


心の底から「いただきます」と言えるようになると、
自然と、食べ方が変わります。
生活習慣も変わります。
そして、過食は止まります

数えきれない命と、大勢の人のおかげで生きている。
それに気づいたとき、
あなたの中に――
「痩せたい」ではなく「感謝したい」という気持ちが芽生えます。

それが、痩せるための最短ルートです。

現代は「食べる=作業」

食べられることは当たり前ではない

かつて狩猟で生きていた時代、人々にとって「食べる時間」とは、命を分かち合い、感謝を捧げる一族の至福のひとときでした。

それが現代ではどうでしょうか。
スマホを見ながら、仕事をしながら、テレビをつけたまま――
「食べること」は“作業”に成り下がり、命のありがたさも、味わいの喜びも忘れられてしまったのです。


「食べる=作業」という思考が、過食・肥満・老化の根本原因です。

食べられることが“当たり前”になった瞬間、人は感謝を失い、命への敬意も忘れてしまいます。
ですが、そんな当たり前を壊してくれる唯一の方法――それが「断食」です。


呼吸を止めたら数分で命を失いますが、断食では何十日でも生きられます。
だからこそ、食べ物の“ありがたみ”を心と体で理解できるのです。

当社代表は、のべ日数で千日を超える断食を体験したプロフェッショナル。
その代表が一口ごとに「美味しい~!幸せ~!」と笑顔で言葉にする食事風景は、まるで『鬼滅の刃』の煉獄さんのよう。


食べることに心から感謝できるようになれば、暴飲暴食・リバウンドとは無縁の人生へとシフトしていきます。

やがてあなたの中で思考が変わり始めるのです。

  • 加工食品は命の味がしない
  • 添加物は身体が拒絶する
  • 命に感謝したいから“本物”しか食べたくない

こうして、老化と肥満の原因だった「無感謝な食習慣」は、自然と消えていきます。


生活習慣病で“食べられない”ことを体験して初めて、多くの人が「健康は当たり前ではなかった」と気づきます。
しかし、それでは遅すぎるのです。

**「死ぬまで食べられる幸せ」**を手に入れるために、
今この瞬間から――「食べることは、命をいただくこと」だと気づいてください。

決断するのに、遅すぎることなどありません。

感謝ワーク

心を耕し、魂に感謝を刻む最初の一歩

いざなぎ大学で最初に行うのは、知識のインプットでも、技術の習得でもありません。
それは、「心からの感謝に気づくワーク」です。

なぜなら、どれほど高尚な理論や難解なメソッドを学んでも、心が整っていなければ、人は行動できないからです。

成功者がよく口にする「まずはマインドセットを整えよ」という言葉も、聞くだけでは変われません。
そのため、私たちはまず“土壌を耕す”ことから始めます。


映画『奇跡のリンゴ』で知られる木村秋則さんが、無農薬栽培に成功した理由は土壌と環境が大切で、

「良いリンゴは、良い土から生まれる」と気づいたからです。

これは、人の心にもまったく同じことが言えます。
“感謝の心”という肥沃な土壌がなければ、どんな種(知識)をまいても

「成功」という花を咲かせないのです。

私たちはまず、心の中に積もった“否定的な思考”や“損得勘定”といった成功を邪魔する思考をデトックスしてから、

「自分と他人を褒める」「人に親切にする」「人を全力で応援する」

という心の土壌作りから始めます。


それが、「感謝ワーク」なのです。

臓器と腸内細菌に感謝することから

あなたの命を、今日も守ってくれている

私たちの体の中では、眠っている間も臓器や腸内細菌たちが24時間働き続けてくれています

心臓は、生まれてから一度も休まず動いてくれています。
腸内細菌は、栄養を吸収し、免疫力を保ち、ウイルスや有害物質から私たちを守ってくれています。
肌の常在菌は、紫外線や刺激から肌を守ってくれているのです。

でも、私たちはそれに気づかずに、暴飲暴食で肝臓を酷使したり、無理なダイエットで体を傷つけてしまうこともあります。

だからこそ、いざなぎ大学ではベビーステップの感謝習慣をはじめに取り入れています。
朝、胸に手を当てて「心臓さま、今朝も動いてくれてありがとうございます。」
トイレの中で「腸内細菌さま、今日もありがとうございます。」
顔を洗いながら「常在菌さま、いつも肌を守ってくれてありがとうございます。」

こうした日々の小さな感謝が、体のリズムを整え、心の状態を変え、人生を変える第一歩になるのです。

早食い防止は「感謝」から

一口一口を、感謝の気持ちでいただく

忙しい現代では「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視するあまり、つい早食いになりがちです。けれど、それが生活習慣病や肥満、さらには脳の老化である記憶力や集中力の低下にもつながっていることをご存知でしょうか。

食事とは、本来「命をいただく」神聖な行いです。
お米や野菜を育てた農家の方、海の幸を届けてくれる漁師の方、流通に携わるすべての方々、そして命をつないでくれたご先祖様へ――。
「いただきます」には、そんなすべてへの感謝が込められているのです。

いざなぎ大学では、この“感謝”を起点に、食べ方そのものを変えていきます。
一口ごとに箸を置き、30回以上噛みながら「美味しい~」「幸せ~」と声に出してみましょう。
早食いの習慣が、自然とゆっくり味わう喜びに変わっていくはずです。この小さな食習慣が、体と心の健康を育み、人生に深い満足感をもたらす――。
生活習慣改善プログラムの「食事法」です。